国道5号線(コンポンチュナン−プノンペン)

カンボジア 国道5号線
taken by kazushi

 

私は現在、カンボジアの首都プノンペンの北部に位置するコンポンチュナン州で働いています。週末は用事を済ませるため、約50キロ離れたプノンペンへバイクで行くことがあります。使う道は、コンポンチュナンとプノンペンを結んでいる「国道5号線」です。


国道なんだからきちんと整備されているんでしょ?と思うかもしれませんが、それがなんと大間違いです!


国道5号線をはじめとするカンボジアの多くの道路は、1991年まで続いた内戦により破壊され、内戦終了後は国際社会の支援を受け修復が進められてきました。しかし現在では、応急修復箇所の劣化による改修作業が課題となっています。


この国道5号線は2003年以降、アジア開発銀行(ADB)により整備が進められてきましたが、それはすべて簡易舗装(=応急処置)によるものでした。そのせいか今では、道路にがいくつもあいていて、波打っている箇所がいくつもあります。まさに「悪路」です。この悪路を、容赦ないスピードで車が走っていきます。

 

現在は改修工事が行われていて、上で述べたような悪路に加え、道路の幅は狭く、改修工事中の重機や5号線を走るトラックから出る黒い煙、そして砂埃に覆われます。

放置されたトラック
taken by kazushi

 

現在、改修工事が行われているこの国道5号線、実は「アジアハイウェイ1号線」の一部でもあります!

アジアハイウェイ1号線とは?
日本の東京からトルコ・ブルガリアの国境までの計14カ国、約2万1千キロを結ぶ路線のことです。アジアハイウェイは、国際間の経済及び文化の交流や友好親善を図り、アジア諸国の平和的発展の促進を目的としています。

つまり、この国道5号線はカンボジア国内だけではなく、日本を含む「アジアの発展」につながる重要な道路なのです!


工事中の橋と集落
photograph taken by kazushi

 

そんな日本とも関わりがある道路ですが、政府開発援助(ODA)の実施機関である国際協力機構(JICA)はカンボジア向け円借款契約に調印していて、その対象事業の1つに「国道5号線(プレッククダム−スレアマアム間)改修」をあげています。対象地域にはコンポンチュナン市街、また私が住んでいる場所から比較的近いウドム市街も含まれています。詳しくはこちらをご覧ください→カンボジア王国向け円借款契約および贈与契約の調印


カンボジアは雨季に入り、40度を超える暑さと引きかえにの季節が続きます。今後どのように改修工事が進められていくのか、これからも改修工事を見守り、また記事にしたいと思います。

 

この記事に関係する本の紹介

地球の歩き方 アンコールワットとカンボジア

新品価格
¥1,836から
(2015/6/25 20:49時点)


政府開発援助白書 2013年版 日本の国際協力

新品価格
¥2,500から
(2015/6/25 20:53時点)

 

 

参考ページ(2015年6月25日アクセス)

アジアハイウェイとは(国土交通省)
http://www.mlit.go.jp/kokusai/kokusai_tk3_000071.html